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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第15章 礼子~夫の部下達との一夜
二人には勿論、ためらいがあった。

上司の妻。

常識で考えれば、許されるはずはない。

だが、今夜は違う。

妻がそうされるのを望んでいるのは上司だ。

部屋に漂う緊張が、石野と片平にそう教えている。

石野が礼子の手を握った。

指を絡め、その接触を深くしていく。

礼子は抵抗しない。

だが、人妻のほうから力が込められることもなかった。

彼にされるがまま、全てを委ねているような態度だった。

逆側に座る片平の手が、礼子の太腿の上に置かれた。

浴衣の上から、人妻の美脚をゆっくり、ゆっくりと撫で始める。

黙ったままの礼子。

表情を硬くしたまま、やや下方を見つめている。

人妻の激しい鼓動が二人に伝わってくる。

石野の一方の手が、礼子の細い腰にまわされた。

背中から脇腹のあたりを、指先で辿るように癒し始める。

礼子の指が、僅かに震えた。

片平の手が、人妻の内腿の谷間に少しずつ食い込んでいく。

礼子が、表情を一層こわばらせる。

人妻の貞操を守るように硬く太腿を閉ざす礼子。

だが、同時に人妻の躰には、何かに溺れてみたいという好奇な欲情が漂っているようにも見えた。

閉ざされた両脚の隙間に、片平の指先が強引に割り込んでいく。

石野は繋いでいた手を離し、それを人妻の胸の膨らみに置いた。

僅かに首を振る礼子。

柔らかな膨らみを確認するように、石野の手が運動を始める。

礼子が唇を噛むような仕草を見せた。

人妻の肢体に触れた二人の男は、もう歯止めがきかないようだった。

片平の手が、礼子の太腿に確かな愛撫を加え始める。

唇を噛みながら、礼子が目を閉じた。

時折、びくっと全身が震えるように反応する。

肉感的な人妻の躰に、男たちがのめり込んでいく。

首筋の白く透き通った肌。

浴衣のあわせの奥に、魅惑的な丘陵の裾野が見える。

石野が礼子の躰を強く引き寄せた。

密着しながら、彼は浴衣越しに人妻の乳房に情熱的な愛撫を与えた。

薄い生地の下で、礼子の胸が激しく揉みしだかれていく。

柔らかな感触。

目を閉じたまま、礼子の美しい顔が何度も歪む。

浴衣が少しずつ乱れていく。

我慢しきれない風に礼子が唇を開き、僅かな息を吐き始める。

石野が礼子の顎をとった。

瞳を開いた礼子の表情には、まだ戸惑いの色がある。

人妻の唇が奪われた。
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