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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第17章 千鶴~相撲部屋の美しき女将
「どうだ、前相撲で負けたら辞めるってのは」

鉄平のデビューはまもなく始まる5月場所だ。

新弟子検査には合格した鉄平。

体重がきわどかったが、水をがぶ飲みして乗り切った。

まだ序の口にもなっていないほやほやの力士。

彼らが土俵に上がって初めて臨む勝負が前相撲である。

それは、同期入門同士の最初の対決の場でもあった。

「そこで負けたら潔く故郷に帰れ」

ちくしょう、皆で俺を追い出そうと・・・・

ほくそ笑む柿本を、鉄平は見据えて言った。

「わかりました」

「よし、男の約束だ。裏切るなよ、浦松」

しまった。

俺の悪い癖だ。

気に入らないやつを相手にすると、徹底的に対抗したくなる。

鉄平は後悔したが、もう遅かった。

とにかく勝てばいい。

負ける気など、鉄平には勿論なかった。

「柿本さん、約束してください」

「何をだ」

「自分が勝ったら、もう辞めろなんて言わないでください」

鉄平の言葉を適当に受け流し、柿本は畳にどっかと座った。

「それより浦松、いいこと教えてやろう」

ここには二人しかいない。

それでも柿本は用心深く声を潜めた。

「前相撲に勝ったら女将さんから褒美が出るぜ」

「女将さんから?」

女将さんと聞いて、鉄平は思わず柿本を見た。

入門した後、鉄平は女将、千鶴とろくに話をしていない。

30人超の力士の、いわば母親代わりの女将。

だが、凛とした空気を漂わせる女将に、鉄平は話しかけることができなかった。

ちゃんこを作るとき、互いに接するような位置で台所に立つ。

それでも、鉄平は極度に緊張し、女将を見ることさえできなかった。

普段はシャツにデニムというようなラフな服装の女将。

スリムで、まるでモデルのようなスタイルの持ち主だ。

くっきりとした顔立ちは、大企業の秘書であった雰囲気を漂わせていた。

故郷には絶対いない、美しい大人の女性。

鉄平はあろうことか女将さんに一目惚れしたのである。

「女将さんが何かくれるんですか」

「知りたいか」

柿本は周囲に目を配った後、鉄平にささやいた。

「1回だけ、口でしてくれるぞ」

「口で?」

鉄平には意味がわからなかった。

「お前、わからねえのか?」

「は、はい」

「前相撲で勝った新弟子のあれをしゃぶってくれるんだよ」

鉄平は言葉を失った。
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