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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第17章 千鶴~相撲部屋の美しき女将
鉄平は眠れなかった。

女将さんがお前のものを口でしてくれるぜ。

女将さんのテクニックは最高だからな、せいぜい頑張って長い時間を楽しむことだ。

或いは女将さん、もっといろいろしてくれるかもな。

柿本、そして兄弟子たちに、鉄平はたっぷり吹き込まれた。

最初は信じることができなかったが、鉄平は次第に兄弟子たちの言葉に惑わされていった。

その話が現実となることを、鉄平はいつしか自分から望んでいたのだ。

全く、15歳の青年が持つ性欲ほど、制御できないものはない。

「俺、どうすればいいんでしょうか」

「深夜12時に2階奥の和室に行け。そこで女将さんが待ってる」

「トレーニングルームの隣ですか?」

「誰にも言うんじゃねえぞ」

柿本達が女将とどう連絡をとりあったのか、それを不審に思う余裕がないほど、鉄平は舞い上がり、そしてうぶだった。

深夜零時前、鉄平は3階にある自分の部屋をそっと出た。

同じ部屋で暮らす兄弟子たちは、既に深い寝息を立てているようだ。

浴衣を直しながら廊下を歩き、階段を静かに降りていく。

2階に人の気配はなかった。

トレーニングルームを通り過ぎ、鉄平は最奥の部屋に向かった。

部屋の前に立った鉄平は耳を澄まし、中の様子をうかがった。

しーん。

この向こうで女将さんが俺を待っているんだろうか。

女将の色っぽい体つき、そして艶めいた口元を思い出し、鉄平は心臓が高鳴るのを感じた。

浦松、早く来なさい・・・・

女将さんのささやく声が、ためらい続ける鉄平の頭の中で何度もこだまする。

瞳を閉じた女将さんがあれをしゃぶってくれる光景。

ええい、どうにでもなれ・・・・

鉄平は思い切ってドアを開けた。

真っ暗だ。

一歩足を踏み出したとき、鉄平は腕を誰かに掴まれた。

「女将さん?」

鉄平が声にした直後だった。

まぶしい照明と共に、兄弟子たちの嘲笑が部屋に満ちた。

鉄平は、自分の腕をつかんでいるのが柿本であることを知った。

他に数人の兄弟子たちが腹を抱えて笑っている。

「女将さんにしてもらおうなんて100年早いぞ! 調子に乗るんじゃねえ!」

柿本に頭をひっぱたかれた瞬間、鉄平の中で何かが弾けた。

「この野郎!」

唸り声をあげて、鉄平は柿本に挑みかかった。

その騒ぎの音は、4階にいる女将、千鶴の耳にも届くほどだった。
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