この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第17章 千鶴~相撲部屋の美しき女将
それが何を意味するのか、鉄平にも勿論わかる。
柿本ら兄弟子たちが、女性の躰を求めて夜の歓楽街に頻繁に繰り出していることを、鉄平は以前から知っていた。
それを非難するつもりはないが、鉄平は彼らに付き合ったことがなかった。
鉄平にはまだ女性を抱いた経験がない。
初めての体験を、そんな場所で済ませたいとは思わなかった。
鉄平の胸の中には、もっと別の願望があるのだ。
「18だろう、浦松。いい加減筆おろししてもらえ」
「考えておきます」
「ちっ、つまらんやつだ」
そう言い残すと、柿本は他の力士たちと一緒に部屋を出ていった。
「俺はつまらんやつかな」
柿本の言葉を自分自身に問いかけながら、鉄平は筋トレ室に向かった。
2階は静かだった。
誰も筋トレ室にはいないようだ。
一人で集中したい鉄平には好都合だった。
「よし、やるか」
気合を入れた鉄平が部屋に入ろうとしたときだった。
どこかから、かすかな音が聞こえたような気がした。
「・・・・」
耳を澄ました鉄平に、もう一度その音が届いた。
声?
それは、廊下の奥にある小さな和室スペースから聞こえてきた。
昔、鉄平が柿本達と乱闘騒ぎを起こしたあの部屋だ。
あれ以来、鉄平はその部屋には足を踏み入れたことがない。
力士の数も減り、その部屋は今、誰にも使われていないはずだ。
「誰かいるのかな」
鉄平は足を忍ばせ、その部屋のドアに近づいた。
そして、耳をドアに密着させるようにして、中の様子をうかがった。
そのとき。
部屋の中から、再び何かが聞こえた。
「ああっ・・・・」
鉄平は鼓動を高めた。
それは、女性の声だった。
いや、声というより、何かに耐えるような息遣い。
鉄平は金縛りにあったように、その場に凍り付いた。
これって・・・・
しばらく後、部屋の奥から、更にはっきりと声が届いた。
「あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・・」
短い声が、断続的に聞こえてくる。
妖しげな部屋の奥から伝わってくる。
紛れもなくそれは、女性の声だった。
しかも、喘ぎ声だ・・・・。
この相撲部屋にいる女性といえば、一人しかいない。
鉄平はその声の主を想像して、若い己を瞬く間に硬くした。
柿本ら兄弟子たちが、女性の躰を求めて夜の歓楽街に頻繁に繰り出していることを、鉄平は以前から知っていた。
それを非難するつもりはないが、鉄平は彼らに付き合ったことがなかった。
鉄平にはまだ女性を抱いた経験がない。
初めての体験を、そんな場所で済ませたいとは思わなかった。
鉄平の胸の中には、もっと別の願望があるのだ。
「18だろう、浦松。いい加減筆おろししてもらえ」
「考えておきます」
「ちっ、つまらんやつだ」
そう言い残すと、柿本は他の力士たちと一緒に部屋を出ていった。
「俺はつまらんやつかな」
柿本の言葉を自分自身に問いかけながら、鉄平は筋トレ室に向かった。
2階は静かだった。
誰も筋トレ室にはいないようだ。
一人で集中したい鉄平には好都合だった。
「よし、やるか」
気合を入れた鉄平が部屋に入ろうとしたときだった。
どこかから、かすかな音が聞こえたような気がした。
「・・・・」
耳を澄ました鉄平に、もう一度その音が届いた。
声?
それは、廊下の奥にある小さな和室スペースから聞こえてきた。
昔、鉄平が柿本達と乱闘騒ぎを起こしたあの部屋だ。
あれ以来、鉄平はその部屋には足を踏み入れたことがない。
力士の数も減り、その部屋は今、誰にも使われていないはずだ。
「誰かいるのかな」
鉄平は足を忍ばせ、その部屋のドアに近づいた。
そして、耳をドアに密着させるようにして、中の様子をうかがった。
そのとき。
部屋の中から、再び何かが聞こえた。
「ああっ・・・・」
鉄平は鼓動を高めた。
それは、女性の声だった。
いや、声というより、何かに耐えるような息遣い。
鉄平は金縛りにあったように、その場に凍り付いた。
これって・・・・
しばらく後、部屋の奥から、更にはっきりと声が届いた。
「あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・・」
短い声が、断続的に聞こえてくる。
妖しげな部屋の奥から伝わってくる。
紛れもなくそれは、女性の声だった。
しかも、喘ぎ声だ・・・・。
この相撲部屋にいる女性といえば、一人しかいない。
鉄平はその声の主を想像して、若い己を瞬く間に硬くした。