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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第17章 千鶴~相撲部屋の美しき女将
入門から3年、幕下にまで番付をあげてきた鉄平。
天性のバネと運動神経。
相撲が好きで、血反吐をはくほどまで耐えてきた厳しい稽古。
鉄平は、いや、浦松は今、将来が嘱望される若手力士に成長した。
だが、順調な出世にはもう一つの理由がある。
私が惚れるぐらいの力士になりなさい、という女将の言葉。
鉄平の心には、いつもそれがあったのだ。
あの夜以降、女将が親密な態度を示すことはなかった。
部屋の要として凛とした姿勢を示す女将がいつもいた。
今、部屋の中から聞こえるのは、その女将さんの声じゃないのか・・・・
もはやトレーニングどころではなかった。
鉄平はドアに耳を密着させ、中の様子を探ろうとした。
「あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・」
短い声が、途切れがちに何度も聞こえてくる。
艶めいたその喘ぎは、鉄平にはどうしても女将のそれにしか聞こえなかった。
親方もいるってことか・・・・・
女将さんが親方と愛し合っている。
そうとしか考えられなかったが、でも、それはおかしなことでもあった。
親方と女将が過ごす自宅は4階にあるのだ。
わざわざ弟子に見られるようなこんな場所でする理由がないぞ。
「ああっ・・・・」
何かに我慢できないような悩ましい声が、鉄平を惑わせていく。
まさか力士と・・・・
鉄平はそう思うと、居ても立っても居られなくなった。
許せない、女将さんを抱くとは・・・・
女将さんは誰かに強引に躰を・・・・
18歳の青年の妄想はもう止まらない。
誰なんだ、いったい・・・・
「ああんっ・・・・」
喘ぎ声が更に高まり、廊下にまで熱気が伝わってくる。
男の声は聞こえない。
一方的に、女将の息遣いが届いてくるだけだ。
いよいよ事態は最高潮に達しようとしているようだった。
「あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・」
親方はここにはいない。
鉄平は確信した。
女将さんは、誰か力士にいじめられているのだ。
その姿を想像し、鉄平は激しく興奮した。
どうしても中を覗きたい。
鉄平は震える手で、そっとドアを開けた。
そのときだった。
「誰?」
突然、部屋の中から声が発せられた。
慌ててドアを閉めた鉄平のまぶたの裏側に、一瞬覗き見た光景が刻み込まれた。
鉄平は筋トレ室に駆け込んだ。
天性のバネと運動神経。
相撲が好きで、血反吐をはくほどまで耐えてきた厳しい稽古。
鉄平は、いや、浦松は今、将来が嘱望される若手力士に成長した。
だが、順調な出世にはもう一つの理由がある。
私が惚れるぐらいの力士になりなさい、という女将の言葉。
鉄平の心には、いつもそれがあったのだ。
あの夜以降、女将が親密な態度を示すことはなかった。
部屋の要として凛とした姿勢を示す女将がいつもいた。
今、部屋の中から聞こえるのは、その女将さんの声じゃないのか・・・・
もはやトレーニングどころではなかった。
鉄平はドアに耳を密着させ、中の様子を探ろうとした。
「あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・」
短い声が、途切れがちに何度も聞こえてくる。
艶めいたその喘ぎは、鉄平にはどうしても女将のそれにしか聞こえなかった。
親方もいるってことか・・・・・
女将さんが親方と愛し合っている。
そうとしか考えられなかったが、でも、それはおかしなことでもあった。
親方と女将が過ごす自宅は4階にあるのだ。
わざわざ弟子に見られるようなこんな場所でする理由がないぞ。
「ああっ・・・・」
何かに我慢できないような悩ましい声が、鉄平を惑わせていく。
まさか力士と・・・・
鉄平はそう思うと、居ても立っても居られなくなった。
許せない、女将さんを抱くとは・・・・
女将さんは誰かに強引に躰を・・・・
18歳の青年の妄想はもう止まらない。
誰なんだ、いったい・・・・
「ああんっ・・・・」
喘ぎ声が更に高まり、廊下にまで熱気が伝わってくる。
男の声は聞こえない。
一方的に、女将の息遣いが届いてくるだけだ。
いよいよ事態は最高潮に達しようとしているようだった。
「あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・」
親方はここにはいない。
鉄平は確信した。
女将さんは、誰か力士にいじめられているのだ。
その姿を想像し、鉄平は激しく興奮した。
どうしても中を覗きたい。
鉄平は震える手で、そっとドアを開けた。
そのときだった。
「誰?」
突然、部屋の中から声が発せられた。
慌ててドアを閉めた鉄平のまぶたの裏側に、一瞬覗き見た光景が刻み込まれた。
鉄平は筋トレ室に駆け込んだ。