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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第1章 圭子~南国のリゾート地にて
そんな二人の姿を、私は砂の上に座ったまま、眺めていました。
Tシャツに短パンという、ラフな格好のツアーガイド。
彼の手が妻の肉体に触れた、昼間の光景が私の脳裏によみがえります。
「圭子さん、少しこの先まで行ってみませんか?」
私の存在を意識しながらも、ガイドが妻にそんな誘いをかけます。
「ウミガメがいるんですか?」
「ええ。あっちに林が見えますよね」
暗闇の中、確かに木々が茂っているエリアが砂浜のかなたに見えます。
「あそこによくウミガメが来るんですよ」
だが、そちらの方向に歩く観光客は、まだいないようでした。
「この時間なら、もういるかもしれませんよ」
ガイドの声に迷うように、妻が私に視線を投げてきます。
「圭子、じゃあ一足先に行ってくれば?」
「えっ、あなたは?」
「ここでもう少しこの人たちとおしゃべりしてから行くから」
白人家族の子供たちとの会話を、私はもう少し続けたい気分でした。
本当の理由は、勿論それだけではなかったのですが。
「じゃあ、先に行ってるね」
圭子はそういうと、ガイドと並んでビーチの果てに向かってゆっくり歩き始めました。
二人の姿が、やがて闇に溶け、消えていきます。
私はしばらくの間、ずっとその後ろ姿を見つめていました。
すぐに戻ってくるだろう・・・・・・・
そんな想像を、その時の私は抱いていました。
でも、20分以上経過しても、二人が戻ってくる気配はありませんでした。
鼓動を高めている自分に、私は気づきました。
Tシャツに短パンという、ラフな格好のツアーガイド。
彼の手が妻の肉体に触れた、昼間の光景が私の脳裏によみがえります。
「圭子さん、少しこの先まで行ってみませんか?」
私の存在を意識しながらも、ガイドが妻にそんな誘いをかけます。
「ウミガメがいるんですか?」
「ええ。あっちに林が見えますよね」
暗闇の中、確かに木々が茂っているエリアが砂浜のかなたに見えます。
「あそこによくウミガメが来るんですよ」
だが、そちらの方向に歩く観光客は、まだいないようでした。
「この時間なら、もういるかもしれませんよ」
ガイドの声に迷うように、妻が私に視線を投げてきます。
「圭子、じゃあ一足先に行ってくれば?」
「えっ、あなたは?」
「ここでもう少しこの人たちとおしゃべりしてから行くから」
白人家族の子供たちとの会話を、私はもう少し続けたい気分でした。
本当の理由は、勿論それだけではなかったのですが。
「じゃあ、先に行ってるね」
圭子はそういうと、ガイドと並んでビーチの果てに向かってゆっくり歩き始めました。
二人の姿が、やがて闇に溶け、消えていきます。
私はしばらくの間、ずっとその後ろ姿を見つめていました。
すぐに戻ってくるだろう・・・・・・・
そんな想像を、その時の私は抱いていました。
でも、20分以上経過しても、二人が戻ってくる気配はありませんでした。
鼓動を高めている自分に、私は気づきました。