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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第21章 希実子〜診察室の女医
「今年もまた同じ先生だろうか」
目を閉じたまま、西崎は昨年の医師のことを思い出した。
ここ数年、彼を担当する医師はいつも同じだった。
閉ざされたドアの横に、部屋にいる医師の名前のプレートが掲げてある。
目を開けた西崎は、その小さな白いプレートにある名前を確認した。
『早野希実子』
どうやら去年までと同じ医師のようだ。
年齢は40歳前後だろうか。
身長は160センチほどで、細身のその医師は、格別美人というわけではないが、どこか男好きのするタイプの女性だった。
「あの先生のご主人、単身赴任してるらしいぜ」
会社の同僚から、西崎はそんな話を聞いたことがある。
「よく知ってるな、そんな情報」
「なんとなく色気があるよな、あの先生」
「ああ・・・・」
「診察室で二人きりになると妙な気分になるのは俺だけかな」
「何を言ってるんだよ、お前」
同僚と交わしたそんな会話をぼんやりと思い出しているときだった。
「西崎さん、どうぞ」
名前を呼ばれ、西崎は慌てて立ち上がった。
緊張を抱えたまま、ドアをノックし、そしてゆっくりと開けた。
「こんにちは。座ってください」
いつも通り、クールな口調で彼女は西崎に言った。
机の上に広げられた書類を見つめ、西崎のほうには視線を投げない。
不安な表情で丸椅子に座り、西崎は医師の様子をうかがった。
「えっと、西崎さん・・・・、毎年こちらで検診されてますね」
少し真剣な表情で、彼女は書類のある箇所を見つめ続けている。
今日の検診結果が記載されているであろう書類に視線を注ぐ医師の姿は、西崎の鼓動を高めるだけだった。
白衣を着た彼女は、今年もまた、ほとんど化粧っ気のない様子だ。
だが、それであっても、どういうわけか妙な色気が全身から溢れている。
知的な雰囲気を醸し出す表情は、どこか冷たさを感じさせるものでもあった。
白色のタイトスカート、その下に垣間見える細い脚。
診断結果を気にしながらも、西崎は女医の体つきを観察するように見つめた。
単身赴任中という夫には、しばらくの間、愛されてはいないであろう肉体。
「西崎さん」
「は、はい・・・」
「何か私に気になる点でも?」
「い、いえ・・・・」
医師として模範になるような女性。
彼女のその完璧さ、そして妖しげな色気が西崎には妙に気になった。
目を閉じたまま、西崎は昨年の医師のことを思い出した。
ここ数年、彼を担当する医師はいつも同じだった。
閉ざされたドアの横に、部屋にいる医師の名前のプレートが掲げてある。
目を開けた西崎は、その小さな白いプレートにある名前を確認した。
『早野希実子』
どうやら去年までと同じ医師のようだ。
年齢は40歳前後だろうか。
身長は160センチほどで、細身のその医師は、格別美人というわけではないが、どこか男好きのするタイプの女性だった。
「あの先生のご主人、単身赴任してるらしいぜ」
会社の同僚から、西崎はそんな話を聞いたことがある。
「よく知ってるな、そんな情報」
「なんとなく色気があるよな、あの先生」
「ああ・・・・」
「診察室で二人きりになると妙な気分になるのは俺だけかな」
「何を言ってるんだよ、お前」
同僚と交わしたそんな会話をぼんやりと思い出しているときだった。
「西崎さん、どうぞ」
名前を呼ばれ、西崎は慌てて立ち上がった。
緊張を抱えたまま、ドアをノックし、そしてゆっくりと開けた。
「こんにちは。座ってください」
いつも通り、クールな口調で彼女は西崎に言った。
机の上に広げられた書類を見つめ、西崎のほうには視線を投げない。
不安な表情で丸椅子に座り、西崎は医師の様子をうかがった。
「えっと、西崎さん・・・・、毎年こちらで検診されてますね」
少し真剣な表情で、彼女は書類のある箇所を見つめ続けている。
今日の検診結果が記載されているであろう書類に視線を注ぐ医師の姿は、西崎の鼓動を高めるだけだった。
白衣を着た彼女は、今年もまた、ほとんど化粧っ気のない様子だ。
だが、それであっても、どういうわけか妙な色気が全身から溢れている。
知的な雰囲気を醸し出す表情は、どこか冷たさを感じさせるものでもあった。
白色のタイトスカート、その下に垣間見える細い脚。
診断結果を気にしながらも、西崎は女医の体つきを観察するように見つめた。
単身赴任中という夫には、しばらくの間、愛されてはいないであろう肉体。
「西崎さん」
「は、はい・・・」
「何か私に気になる点でも?」
「い、いえ・・・・」
医師として模範になるような女性。
彼女のその完璧さ、そして妖しげな色気が西崎には妙に気になった。