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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第26章 遥〜夫の弟に求められて
「智史、遠慮は無用だからな」
夕食の席、夫、賢はダイニングに座る弟に、そう声をかけた。
「さあ、召し上がってくださいな」
テーブルに食事を並べながら、遥はどこか緊張した様子の義弟を見つめた。
夫の弟、智史がこの家にやって来た。
新居が決まるまで1ヶ月ほどここに住む予定だ。
葬儀で会って以来、彼と対面するのは今日が初めてである。
「兄さん、申し訳ないな」
「智史、水臭いこと言うなよ」
「いいのかな、こんなわがまま聞いてもらって」
以前と同じように、智史は物静かで、おとなしいタイプのようだった。
身長は夫よりも高く、170センチ台後半だろうか。
贅肉が目立ち始めた夫とは異なり、スリムな体型を維持している。
色白で、そしてハンサムな顔立ちをしていた。
「智史さん、私たち家族なんだから。わがままだなんて思ってないわ」
彼の緊張を和らげようと、遥は努めて明るいトーンで言った。
「義姉さん、ほんとにいいのかな」
遠慮がちな視線で見つめてくる智史と、遥は初めて視線を交わした。
「勿論よ。欲しいものがあれば、何でも言ってね」
夫にアルコールを進められたが、智史はそれを断った。
「飲まないんだ。麻衣も飲まなかったから」
亡くなった妻の名前を口にした弟に、賢は一瞬表情を固くし、しかし言葉を続ける。
「それで、どうするんだ、これから」
ストレートな兄の質問を、弟はかえって歓迎しているようだった。
「再婚するつもりはないよ」
「そうか・・・」
「一人で何とかやっていくさ」
「仕事は在宅なんだろう」
夫のその言葉に、遥はどこか緊張を覚えた。
これから1ヶ月、平日の昼間は智史とここで二人きりで過ごすことになる。
「うん。申し訳ないけど、ここで働いていいかな」
「当然だよ。遙も在宅で翻訳の仕事をやってるんだ」
「そうなんだね・・・」
彼に見つめられ、遥はどこか眩しさを感じながらも言葉を返した。
「簡単なランチでよかったら毎日用意するわよ」
「そこまで甘えたくないな。自分で何とかするよ、義姉さん」
「そう・・・」
食事を終え、兄弟で会話を交わす二人を残し、遥はキッチンでフルーツの準備をした。
スリムな人妻の肢体が、ダイニングテーブルからも見える。
その姿をちらちらと智史が見つめていることに、遥が気づくことはなかった。
夕食の席、夫、賢はダイニングに座る弟に、そう声をかけた。
「さあ、召し上がってくださいな」
テーブルに食事を並べながら、遥はどこか緊張した様子の義弟を見つめた。
夫の弟、智史がこの家にやって来た。
新居が決まるまで1ヶ月ほどここに住む予定だ。
葬儀で会って以来、彼と対面するのは今日が初めてである。
「兄さん、申し訳ないな」
「智史、水臭いこと言うなよ」
「いいのかな、こんなわがまま聞いてもらって」
以前と同じように、智史は物静かで、おとなしいタイプのようだった。
身長は夫よりも高く、170センチ台後半だろうか。
贅肉が目立ち始めた夫とは異なり、スリムな体型を維持している。
色白で、そしてハンサムな顔立ちをしていた。
「智史さん、私たち家族なんだから。わがままだなんて思ってないわ」
彼の緊張を和らげようと、遥は努めて明るいトーンで言った。
「義姉さん、ほんとにいいのかな」
遠慮がちな視線で見つめてくる智史と、遥は初めて視線を交わした。
「勿論よ。欲しいものがあれば、何でも言ってね」
夫にアルコールを進められたが、智史はそれを断った。
「飲まないんだ。麻衣も飲まなかったから」
亡くなった妻の名前を口にした弟に、賢は一瞬表情を固くし、しかし言葉を続ける。
「それで、どうするんだ、これから」
ストレートな兄の質問を、弟はかえって歓迎しているようだった。
「再婚するつもりはないよ」
「そうか・・・」
「一人で何とかやっていくさ」
「仕事は在宅なんだろう」
夫のその言葉に、遥はどこか緊張を覚えた。
これから1ヶ月、平日の昼間は智史とここで二人きりで過ごすことになる。
「うん。申し訳ないけど、ここで働いていいかな」
「当然だよ。遙も在宅で翻訳の仕事をやってるんだ」
「そうなんだね・・・」
彼に見つめられ、遥はどこか眩しさを感じながらも言葉を返した。
「簡単なランチでよかったら毎日用意するわよ」
「そこまで甘えたくないな。自分で何とかするよ、義姉さん」
「そう・・・」
食事を終え、兄弟で会話を交わす二人を残し、遥はキッチンでフルーツの準備をした。
スリムな人妻の肢体が、ダイニングテーブルからも見える。
その姿をちらちらと智史が見つめていることに、遥が気づくことはなかった。