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放課後は校舎裏で。
第3章 ✿ 距離
先輩と本当に付き合えるなら…
あたしの出す答えは決まっている。
「…付き合い…たいです…」
もう、浮気でもいい。
「…じゃ、決定な」
あたしはやっぱり先輩を諦められない…。
隣に戻って来た彼はあたしの肩を抱き寄せ
頬にチュッとキスをする。
「…せ、先輩っ…//」
「お前って、本当に初々しいよな」
クスクスと笑われ、頬を膨らませると
先輩は真剣な表情であたしに顔を近付けた。
「…柚は俺の特別、な」
「特別…?」
「…そ。彼女以上に大事にしたい女」
唇が重ねられる。
それは何もかもを溶かすような甘いもので。
「…ん…」
あたしは先輩の背中にそっと腕を回した。
「…もっと、ちょーだい」
掠れた声で囁かれた直後に
唇を軽く吸い上げられる。
少しだけ口を開けると彼はその隙間に
舌を侵入させた。
「んっ…」
お互いの唾液が絡まる音で身体が敏感になる。
先輩はそのままあたしを寝かせると
脚の間に体を割り込ませる体勢で
キスをし続けた。
「…だ、めっ…」
「…校舎裏は俺達以外に誰も来ねぇよ。
気にせず、声出せばいいから…」