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放課後は校舎裏で。
第3章 ✿ 距離
こうして、あたしの初体験は
延期という結果に。
「あー…のさ。今日は送れないけど大丈夫?」
「大丈夫ですけど…。もしかして…
セフレの女性に会うんですか…?」
「バカ、違ぇよ。あの女とは縁切ったし」
お姉さんを部屋から追い出した先輩は
あたしに服を着せながら
なぜか急に顔を真っ赤に染める。
「…女にはわからねぇだろうけど
お前の身体見たせいで
落ち着かねぇんだよ…」
「え…っ」
「一番イイとこで邪魔されただろ?
直球で言えば、ヌきたいってこと」
彼の言葉で身体の熱が一気に頬に
集まる気がした。
ぬ…、ヌきたいって…そういう事だよね?
「…出て行かないって事はもしかして
手伝ってくれたりすんの?」
「て、手伝いませんっ…//」
「冗談だよ。本気にしすぎ」
あたしはその後、先輩によって
部屋を追い出された。
先輩もあたしに感じてくれたんだと思うと
嬉しくてニヤけてしまう。
初体験は出来なかったけど…
沢山触れられて、幸せだったな…。