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発情期ニャンコな私を襲う欲情ワンコな彼
第2章 **
―-ダダダンッ!!
突如鳴り響いた銃声。
あたしは解放され床に崩れた落ちた。
あたしが撃たれたのではない。
大男の背中に銃弾が撃ち込まれたのだ。
「ハァハァハァ…中尉ッ!」
そこには大男に機関拳銃を構えた橘中尉の姿があった。
「この先にボートがあるから行けッ!脱出に成功したら本部にエマージェンシーを送るんだッ!」
あたしは大男を振り切って橘中尉の後ろへ飛び込んだ。
「……ハァハァ……中尉、ありがとうございます」
「これを持って行け」
橘中尉はあたしにUSBを渡してきた。受け取ったあたしはすぐにポーチにしまう。
「せ、生体兵器のデータですか!?」
「……そうだ。だが、真相は違う。それはBCWのデータを回収し、この空母を極秘に沈没させ、証拠を隠蔽しようという政府の陰謀なんだ!」
「な……どういうこと!?」
チェイサーと呼ばれた。大男はゆっくりとあたし達に向かってきた。
仮面のような顔から僅かに口角を上げて余裕の表情を見せている。
「このUSBを我々が持ち帰れば……BCWは正式採用される! そして―-」
チェイサーが銃をあたし達に向けてくる―-!!
突如鳴り響いた銃声。
あたしは解放され床に崩れた落ちた。
あたしが撃たれたのではない。
大男の背中に銃弾が撃ち込まれたのだ。
「ハァハァハァ…中尉ッ!」
そこには大男に機関拳銃を構えた橘中尉の姿があった。
「この先にボートがあるから行けッ!脱出に成功したら本部にエマージェンシーを送るんだッ!」
あたしは大男を振り切って橘中尉の後ろへ飛び込んだ。
「……ハァハァ……中尉、ありがとうございます」
「これを持って行け」
橘中尉はあたしにUSBを渡してきた。受け取ったあたしはすぐにポーチにしまう。
「せ、生体兵器のデータですか!?」
「……そうだ。だが、真相は違う。それはBCWのデータを回収し、この空母を極秘に沈没させ、証拠を隠蔽しようという政府の陰謀なんだ!」
「な……どういうこと!?」
チェイサーと呼ばれた。大男はゆっくりとあたし達に向かってきた。
仮面のような顔から僅かに口角を上げて余裕の表情を見せている。
「このUSBを我々が持ち帰れば……BCWは正式採用される! そして―-」
チェイサーが銃をあたし達に向けてくる―-!!