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最後まで
第10章 地上―ミルム―
どす黒い空に、六人の美少女が姿を現した。

その顔は醜悪な物をみるように歪んでいる。

「醜いわね。」

「アーラミ、ズバッと言っちゃダメよ。」

含み笑いをしながら、サシャがアーラミを宥める。

「我、母親達が生まれた故郷がこうも簡単に変わるものなの?」

ナイムウォールはため息をつきながら、呆れて首を振る。

「取りあえず……どうする?」

ナイムウォールの肩に手を掛けながら、ハンザーがトリリーを見た。

「んー、二手に別れて攻略しようか?どう思う?」

トリリーは同意を求めるようにカミアに問いかけた。

「んじゃ、私とアーラミとサシャ。トリリー、ナイムウォール、ハンザーでいっか。」

「そうね、サシャは一番若いからカミアとアーラミが一緒だと安心だわ。」

全員が頷くと、六人の姿が消えた。

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