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最後まで
第12章 ―イツル―
下では奴隷の少女が椅子に縛りつけられていた。
その正面には、ニヤニヤと笑みを浮かべた女性が立っている。
少女の回りに髪が散らかっている事から、髪を切られているようだ。
「ん~、上手く行かないわ…。」
女性、レイミーはハサミを持つと乱暴に少女の髪を掴んだ。
「いっ!!」
少女は悲鳴を上げる。
そんなことはお構い無しに、レイミーはジャキジャキと少女の髪を切っていった。
「じっとしていなさい。可愛くしてあげるから…」
声だけ聞いていると、親切で優しい。
だが、髪を乱雑に切り少女をじっと見ていたレイミーは閃いたと言うような表情をした。