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最後まで
第12章 ―イツル―
その頃、アーラミ、カミア、サシャもグランカーラーの五大貴族、ライヴィー家の屋根裏にいた。
様子を伺っているのはライヴィー家の一人娘、メッセーナの部屋だ。
ミルムを自殺に追い込んだ張本人である。
今回は少年の奴隷を貰ったようで、嬉々として苛めぬいていた。
「やっぱり、女より男ね。壊れにくいしぃ!」
バキッ
美しく装飾された鞘で、少年を殴る。
「う゛う゛!!」
口に詰め物をされ、少年の悲鳴はくぐもって外に漏れない。
最も漏れたところで、家の人間は咎める事はしないのだが。
様子を伺っているのはライヴィー家の一人娘、メッセーナの部屋だ。
ミルムを自殺に追い込んだ張本人である。
今回は少年の奴隷を貰ったようで、嬉々として苛めぬいていた。
「やっぱり、女より男ね。壊れにくいしぃ!」
バキッ
美しく装飾された鞘で、少年を殴る。
「う゛う゛!!」
口に詰め物をされ、少年の悲鳴はくぐもって外に漏れない。
最も漏れたところで、家の人間は咎める事はしないのだが。