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最後まで
第12章 ―イツル―
抜かれた剣は床に刺さり、少年のすぐ側で妖しくその刀身を光らせている。
少年の肌は赤黒く変色し、幾つもの痕が残っている。
朦朧とし、倒れようとしてもその先には剣。
少年はなすすべもなくただただ殴られていた。
「ふん、大分壊れてきたわね。今日はお仕置きはここまでよ。あなたが私より先に果てるからこうなるの。わかった?」
メッセーナは吐き捨てるように言うと部屋から立ち去ろうとした。
「アーラミ、今よ。」
カミアの合図でアーラミは時を止める魔法を放つ。
三人は下に降りると、まず少年の容体をみた。
少年は座ったまま死んでいた。
少年の肌は赤黒く変色し、幾つもの痕が残っている。
朦朧とし、倒れようとしてもその先には剣。
少年はなすすべもなくただただ殴られていた。
「ふん、大分壊れてきたわね。今日はお仕置きはここまでよ。あなたが私より先に果てるからこうなるの。わかった?」
メッセーナは吐き捨てるように言うと部屋から立ち去ろうとした。
「アーラミ、今よ。」
カミアの合図でアーラミは時を止める魔法を放つ。
三人は下に降りると、まず少年の容体をみた。
少年は座ったまま死んでいた。