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最後まで
第12章 ―イツル―
少女の人形には、メッセーナの半分の心が入った。
少年の人形には、レイミーの半分の心が入った。
この日、チーチュー家とライヴィー家に新しく奴隷が連れて来られた。
娘達に与えられたその奴隷は、自分の事を貴族だという。
その傲慢な態度は娘達の気分を逆撫でし、いままで以上の仕打ちがなされたという。
その奴隷が潰れたあと、娘達が突然何かに取りつかれたように機能しなくなり、それ以降チーチュー家とライヴィー家に奴隷が新しく買われる事は無くなった。