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最後まで
第14章 ―双子―
ピチュクスの娘達をイチカやフタバにとっても妹の様に可愛がっていた。
イチカ達が宮殿に上がって数年後、ピチュクスに双子が誕生した。
巫女は既にイチカ達が勤めると決定されていたため、ピチュクスの娘は宮殿で付き巫女の仕事を教えられていた。
「それでは、そちらは了承して頂けますかな?」
最後の一人、マルダルが口を開いた。
「よい。楽しみじゃ。」
フタバはニッコリと笑って了承した。
大臣達の口角が厭らしく上がった事に、気づかずに。
「では、明日から娘達も禊に参加させます。」
「ん?共には出来ぬよのぅ?」
禊に使われる離れは、巫女以外は立ち入れない決まりである。
イチカ達が宮殿に上がって数年後、ピチュクスに双子が誕生した。
巫女は既にイチカ達が勤めると決定されていたため、ピチュクスの娘は宮殿で付き巫女の仕事を教えられていた。
「それでは、そちらは了承して頂けますかな?」
最後の一人、マルダルが口を開いた。
「よい。楽しみじゃ。」
フタバはニッコリと笑って了承した。
大臣達の口角が厭らしく上がった事に、気づかずに。
「では、明日から娘達も禊に参加させます。」
「ん?共には出来ぬよのぅ?」
禊に使われる離れは、巫女以外は立ち入れない決まりである。