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最後まで
第15章 シュー
―やっぱり、言ってはダメだったんだ!!
困惑するサシャをミルムはソッと抱き締めた。
「分かった?言ってはダメよ。」
そう言うとベッドに横になった。
「し、失礼しました。」
サシャも自分のやってしまった事に激しい後悔をし、ドアを開けようとした。
「待て。」
シューは遂に姿を現した。
「!!誰?!」
見知らぬ男が突然現れサシャも警戒する。
シューはサシャを無視し、部屋に結界を張った。
「シュー…。」
ミルムが男を呼ぶ。
その声が心底安心したように聞こえ、益々サシャは困惑した。