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最後まで
第16章 地上戦
うねうねとした半透明の黒いものにまとわり憑かれた人々が、行く当てもなくうろうろしていた。
「では、行きましょう。」
「言葉使いが戻ってる。」
ナイムウォールはため息をつきながらサラターイの後に着いていった。
「はぁ…………」
―やっぱりすんなりは無理か。
グランカーラーの入口を見て、ナイムウォールは再びため息をついた。
前方で待ち構えていたのは、仮面を着けローブを纏った二人の人物だ。
「オーバーランクのお出ましですか。」
サラターイも僅かに緊張する。
「皆、ここは私達が止めるわ。」
ナイムウォールは後ろにいた下の兄弟達に振り向かずに合図を送る。
「わかった!ナイム姉、サラ兄後でね!」
兄弟達は無邪気に返事をすると飛び去った。
「入れるな!!追えぇ!!」
オーバーランクと一緒にいた軍人達が慌てて兄弟を追って四方八方に散らばっていく。
「では、行きましょう。」
「言葉使いが戻ってる。」
ナイムウォールはため息をつきながらサラターイの後に着いていった。
「はぁ…………」
―やっぱりすんなりは無理か。
グランカーラーの入口を見て、ナイムウォールは再びため息をついた。
前方で待ち構えていたのは、仮面を着けローブを纏った二人の人物だ。
「オーバーランクのお出ましですか。」
サラターイも僅かに緊張する。
「皆、ここは私達が止めるわ。」
ナイムウォールは後ろにいた下の兄弟達に振り向かずに合図を送る。
「わかった!ナイム姉、サラ兄後でね!」
兄弟達は無邪気に返事をすると飛び去った。
「入れるな!!追えぇ!!」
オーバーランクと一緒にいた軍人達が慌てて兄弟を追って四方八方に散らばっていく。