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最後まで
第17章 アイクとジル
「あ、おい!!」
二人は慌てて彼女に走りよる。
ひとまず、抱き抱えると根城にしている廃虚に連れて帰った。
「思わず連れてきたが、大丈夫だったのかな?」
彼女を抱えたアイクがジルをみる。
ジルも困ったように首を傾げ
「あ、うん。どうだろう…。まあ、あそこに放置も出来ないし…。」
という。
二人は廃虚にあったベッドに彼女を寝かせた。
多少呼吸は荒いが、見た感じ大事ではないようだ。
それからしばらく、二人はベッドの両脇に陣取り彼女を心配そうに見守っていた。
すると不思議な事が起きる。