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最後まで
第17章 アイクとジル

彼女の瞳に合わせて交互に答えるアイクとジルが可愛らしく思えたのか、フッと彼女は微笑んだ。

「まあ…クスッありがとう。私は生を司る神、ミハイヤーラ。宜しくね。」

「おれはジル。よろしくミハイヤーラ!」

「俺はアイク。よろしくな。」

お互い握手を交わした後、ジルは気になっていたことをミハイヤーラに聞いた。

「ねぇ、ミハイヤーラ。コレってどういうこと?」

と、床の草を撫でる。

「あら、初めからではないのね。」

ミハイヤーラは目を丸くして周りを見渡す。

「ここは廃虚だった。草木一本生えてなかったよ。なにかわかるか?」

アイクもミハイヤーラをじっと見ると、ミハイヤーラはうーんと唸った。

「君が来てすぐにこんな状態になったんだよ。」

ジルの言葉にミハイヤーラはポンッと手を叩く。

「力の制御が出来てなかったみたいね!」

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