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最後まで
第18章 救済

アイク達がミハイヤーラに近づく。

グッタリはしているものの、意識はある様だ。


はぁ…


二人は安堵のため息を吐き出したあと、同じくグッタリしているシューを捉えた。

「ぐっ…」

髪を掴まれ、無理矢理顔を上げさせられる。

「おい、ミハイヤーラに何をした!」

詰め寄る二人にシューは、フッと口角を上げる。

バキッ

バカにしたその表情を見て、ジルがシューを殴り飛ばす。

脱力していたシューは軽々と部屋の壁へと激突した。

「…あ…やめ…シュぅぅ…」

ミルムはベッドから落ちながら床を這ってシューの元に行こうとする。

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