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最後まで
第18章 救済
そこで、シューの力だ。
だが、シューはミハイヤーラの力を強引に中和させるため負の塊である自身に一度取り込んでしまった。
「まだ、具合悪い?」
心配そうにシューの前髪を分けるミルム。
シューは翌日から寝込んでしまった。
「ミルム。心配かけてごめん。」
辛そうにするシューにミルムは首をふる。
「心配ぐらいさせて。」
チュッ
優しく微笑みながらミルムはシューにキスを落とす。
「少し眠って。側にいるから。」
ミルムのヒンヤリした手を心地よく思いながら、シューは目を閉じた。