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最後まで
第18章 救済
そんな様子をもどかしく見ているのはアイクとジルだ。

息子に頼ざるを得ない状況にギリッと歯をならす。

「くそ。俺たちに出来ることはないのか。」

「ミハイヤーラを救ってくれたんだ…なにか手は…。」

いくら考えても答えは出ない。

ふと、気配を感じ、目線を下げるといつの間にかサシャがいた。

「兄さん。負が足りないんだよ。」

そういうと、シューの触手によく似た触手がチョロチョロっとアイク達の目の前を通り過ぎた。

「なっ!サシャも使えるのか!?」

ジルが嬉しそうに触手を掴む。

「あんっ」

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