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最後まで
第22章 別れ
『慎重にカケラを探れ。』
念話の指示に従い、アイク達は意識を集中させた。
シューも、彼女達の中をユックリと探っていく。
ミハイヤーラに似た気配を…。
ミハイヤーラやミルムを使って鍛錬したのはこの為でもある。
鍛錬中によく感じた馴染みのある気配。
「見つけた。」
シューが、呟きスッと力を解放する。
同時にミハイヤーラに念話を飛ばす。
『来てくれ。』
待機していたミハイヤーラが、ピクッと反応しミルムは合図が来たのだと悟った。
「いよいよね。」
「ええ。」
二人は顔を見合わすと、頷きあいアイク達が居る部屋に向かった。