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最後まで
第6章 五、六人目
「分かった。で…今日は来るのか?」
少し俯き加減で頬を染めたフタバにジルは少し戸惑った。
「あ…いや、別に催促している訳ではない。ただ…、我らもソナタたちの力に少しでもなれればと…」
イチカも頬を染めながら、慌てて言う。
―たく、この子達は…
ジルはフッと息を吐くと、申し訳なさそうに微笑む。
「そうだね。もう少しだけお願いしようかな。」
と言うとイチカとフタバの頭を撫でて、
「後でアイクと部屋に行くよ。」
と微笑んだ。
「分かった。待っている。」
二人は揃って頷くと部屋へと戻っていった。