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第9章 チルドレン

シューとの一件の翌日にミルムは意識を取り戻し、他の花嫁と変わらぬ出産をした。

昼間は至って普通なのだが、夜になると何かを探すように舘をさ迷った。

何を探しているのか、聞いても本人は わからない の一点張り。

ミルムはシューを忘れていた。ただ、母親としての本能なのか夜中になると我が子を探しているのだ。

シューはミルムの前から消え、一度も姿を表さない。

それから数日の内に、ミルムの出産回数は限界を迎えた。