この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
梨華との秘密
第7章 縄肌秘書
 でも、なんだろう?
 言い続けたいけど、他人と結婚したらってことか。
 違うかな?


「いいさ、いまだけでもな。それに、俺も結婚するからね。それとも、これからも会うかね、俺と?」


 俺の希望的観測かな?
 ちょっと期待してみたんだが?


「ご主人さまと、これからもって?それは、ご主人さまの好きな時にって、ことですか?」


 やばい!
 彼女の目が吊り上ってる!


「いや、俺じゃなく、朱里の都合のいい時、好きな時にってことさ。まっ、その時に俺の都合も合えばってことだけどね。」


 まっ、そんな事は有り得ないってことか。
 なんて、思ってたが?
 朱里の表情が一瞬、緩んだ気がした。


「嬉しい、会って下さるんですね。これからも。」


 ん?
 罠に引っ掛かったのは、俺やな。


「あぁ、お前が会いたいならね。いつでも、おれの都合と重ならなければね。それで、良ければ、OKだ。」


 とまどいながら、俺が言うと、


「嬉しい、はい、それで、、。私は、ご主人さまの奴隷でいられるんですね。ホンと嬉しい。」


 やられた、この敗北感は、なんなんだ。
 ん?
 まてよ?
 そうか、未来の社長夫人を調教できるってことか!
 しかし、幸せそうな顔してるな。
 つまり、俺の復讐を受けたいってことだな。
 俺の中のどす黒い悪魔が、俺のストッパーを外すのを感じたが、今回は素直にそいつに従うことにした。


「さあ、降りるぜ。みんなに、本当のお前を見てもらうんだ。」


 言い終わると同時に、携帯の送信に触れていた。


「えっ?はいっ、ん、、い、今?」


 突然の快感に、朱里の顔に疑問と屈辱が表れていた。
 すぐに携帯の通話停止を押すと、彼女が恨むような眼差しで俺をにらんだ。


「なんでかって、ふふ、俺が押したいときに、送信を押すのさ。いやなら、良いんだよ、朱里。」


 黙って唇を噛む朱里を置いて、車から降り、彼女がどうするかユックリと店の方へ、俺は歩き出した。
 二、三歩、歩くと背中越しに車のドアが開閉する音が聞こえた。
 ハイヒールの靴音が近づいてきた。


「待って下さい。私を放っていかないで、お願い。」


 背中にしがみつくような感じで、彼女が叫んだ。


「放ってなんていないさ。お前を待ってたのさ。」
/280ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ