この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
梨華との秘密
第10章 聖夜の宴
バレてた!
理恵さんが、知ってた!
俺は一瞬、パニックになった。
「うそっ!知られてたなんて!あれだけ注意してたのに!」
「うん、そうなの、お父さんがあれだけ注意してたのに、なんでバレたのかって?お父さんは、うちに泊まったりしてたでしょ。でも、お母さんには手も出さなかった。お母さんは、ホンとのお父さんが死んでから、お父さんを頼りにしてた。でも、それだけじゃなく、お父さんを好きになってた。だから、お父さんの会社帰りを待って後をつけちゃったの。その時、見ちゃったの、お父さんがSMクラブに入って行くの、、。」
「まさか、そんな、、でも、そんなら、気持ち悪かったろ?俺のこと嫌いになったやろ?」
そう言ってくれ!
嫌いだって、言ってくれ!
しかし、ミキの口から出たのは、俺の期待を見事に裏切ってくれた。
「ううん、お母さんは嫌いにならなかったし、私に説明してくれたの。その時、お母さんは私に本当の気持ちを教えてくれたの。お父さんが大好きだって、愛してるって、ミキもお父さん好きでしょって!私も、うん、大好きだよって、、。」
俺の背中を冷たいモノが流れた。
ヤバイ予感がしたが、聞いてみることにした。
「知らなかった。俺も、お母さんを愛してた。ミキちゃんのホンマのお父さんになりたかったんや。けど、俺の趣味をお母さんに知られたら、嫌われるって思ってた。それに、ミキちゃんのホンとのお父さんに申し訳なくなくて、できなかった。」
「お母さんも私も、お父さんの気持ちは、わかってたし、でも、踏み出して欲しかった。けど、お父さんが岡山に転勤になって、それでも、家に来てくれてたのが、楽しみやったわ。お母さんも私も。それに、お父さんが高校卒業するまで家に、お金送ってくれてたから私、大学まで行けたんです。」
彼女の瞳が潤み、大粒の透明な液体が溢れそうになっていた。
思わず抱き締めそうになるのを、辛うじて押さえた。
「ありがとう、ミキちゃん。けど、理恵さんがわかってくれてたんやな。ごめんな、ミキちゃん。ブキッチョな男やねん。そや、お母さんのお墓で、今頃、ホンマのお父さんと仲良うしてるやろ。今度、家族で行くわ。その時に一緒に行ってくれるかな、ミキちゃん?」
「えっ、はいっ、あの、今度結婚するんですよね。あの、私を紹介してくれませんか?」
理恵さんが、知ってた!
俺は一瞬、パニックになった。
「うそっ!知られてたなんて!あれだけ注意してたのに!」
「うん、そうなの、お父さんがあれだけ注意してたのに、なんでバレたのかって?お父さんは、うちに泊まったりしてたでしょ。でも、お母さんには手も出さなかった。お母さんは、ホンとのお父さんが死んでから、お父さんを頼りにしてた。でも、それだけじゃなく、お父さんを好きになってた。だから、お父さんの会社帰りを待って後をつけちゃったの。その時、見ちゃったの、お父さんがSMクラブに入って行くの、、。」
「まさか、そんな、、でも、そんなら、気持ち悪かったろ?俺のこと嫌いになったやろ?」
そう言ってくれ!
嫌いだって、言ってくれ!
しかし、ミキの口から出たのは、俺の期待を見事に裏切ってくれた。
「ううん、お母さんは嫌いにならなかったし、私に説明してくれたの。その時、お母さんは私に本当の気持ちを教えてくれたの。お父さんが大好きだって、愛してるって、ミキもお父さん好きでしょって!私も、うん、大好きだよって、、。」
俺の背中を冷たいモノが流れた。
ヤバイ予感がしたが、聞いてみることにした。
「知らなかった。俺も、お母さんを愛してた。ミキちゃんのホンマのお父さんになりたかったんや。けど、俺の趣味をお母さんに知られたら、嫌われるって思ってた。それに、ミキちゃんのホンとのお父さんに申し訳なくなくて、できなかった。」
「お母さんも私も、お父さんの気持ちは、わかってたし、でも、踏み出して欲しかった。けど、お父さんが岡山に転勤になって、それでも、家に来てくれてたのが、楽しみやったわ。お母さんも私も。それに、お父さんが高校卒業するまで家に、お金送ってくれてたから私、大学まで行けたんです。」
彼女の瞳が潤み、大粒の透明な液体が溢れそうになっていた。
思わず抱き締めそうになるのを、辛うじて押さえた。
「ありがとう、ミキちゃん。けど、理恵さんがわかってくれてたんやな。ごめんな、ミキちゃん。ブキッチョな男やねん。そや、お母さんのお墓で、今頃、ホンマのお父さんと仲良うしてるやろ。今度、家族で行くわ。その時に一緒に行ってくれるかな、ミキちゃん?」
「えっ、はいっ、あの、今度結婚するんですよね。あの、私を紹介してくれませんか?」