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第26章 追跡者・由羽

突然、裕太が職員室に駆け込み花菜子の手を引いて廊下に戻ってきた。

由羽はさりげなく近づき、会話に耳を傾ける。


「だから、気をつけてって言ったじゃないですか！なに手を握られようとしてるんですか」

「あ、あれはペンを拾ってもらっただけで、先生は手を握ろうとしたわけじゃ…」

「それが若竹先生の作戦なんですよ！まったく、もう…」