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大嫌い
第3章 七年前(磐尾)
強羅先生に美人の奥さんがいるのは学園七不思議の中でも一番の謎として有名だけど、翔子さんは想像以上に綺麗だ。
しかも娘の美羽ちゃんも先生の血を引いているとは思えないくらい可愛い上に滅茶苦茶ファザコンぽい。
世の中不公平だと思う。
「イワオ君、ねぇイワオ君」
美羽ちゃんが先生に肩車されたまま連呼する。
興味を示してくれるのは嬉しいけど、僕は自他共に認めるキモ男なのに何でだろう…先生を見慣れているせいで、もしかして僕のこともイケメンに見えるとか?
「こら、美羽!…ごめんなさいね、いつも私が主人を名前で呼ぶのを真似したがってて…」
ああ、そうですか…期待した僕がバカでした。
「ね、やっぱり私もパパって呼んだ方が…」
「嫌だね、俺は翔子の"パパ"じゃねぇ!」
しかも娘の美羽ちゃんも先生の血を引いているとは思えないくらい可愛い上に滅茶苦茶ファザコンぽい。
世の中不公平だと思う。
「イワオ君、ねぇイワオ君」
美羽ちゃんが先生に肩車されたまま連呼する。
興味を示してくれるのは嬉しいけど、僕は自他共に認めるキモ男なのに何でだろう…先生を見慣れているせいで、もしかして僕のこともイケメンに見えるとか?
「こら、美羽!…ごめんなさいね、いつも私が主人を名前で呼ぶのを真似したがってて…」
ああ、そうですか…期待した僕がバカでした。
「ね、やっぱり私もパパって呼んだ方が…」
「嫌だね、俺は翔子の"パパ"じゃねぇ!」