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大嫌い
第6章 磐尾(25)
「あ、僕は磐尾安之と申します。よろしくお願いします」
彼の丁寧な挨拶につられて
名刺まで出しそうになる。
僕は一つ咳払いをして
「君がタッ君か…美羽ちゃ…お姉さんも元気?」
商店街で見た綺麗な子が美羽ちゃんだと分かった上で、彼女とも知り合いだということを竜雄君にさりげなくアピールしてみた。
「はい、元気すぎて困って…ああッ!ユウ、何してるんだ!」
尻に何か当たったかと思うとジンワリ冷たくなってくる。
身体を捻って見ると、美羽ちゃん似の女児が泥だらけの手を僕の尻に押し当てて"にぱっ"と笑っていた。
彼の丁寧な挨拶につられて
名刺まで出しそうになる。
僕は一つ咳払いをして
「君がタッ君か…美羽ちゃ…お姉さんも元気?」
商店街で見た綺麗な子が美羽ちゃんだと分かった上で、彼女とも知り合いだということを竜雄君にさりげなくアピールしてみた。
「はい、元気すぎて困って…ああッ!ユウ、何してるんだ!」
尻に何か当たったかと思うとジンワリ冷たくなってくる。
身体を捻って見ると、美羽ちゃん似の女児が泥だらけの手を僕の尻に押し当てて"にぱっ"と笑っていた。