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左手薬指にkiss
第2章 籠の鍵の行方
 フレグランスの香りに、仕事着のままヤっていたことに気づく。
 今更。
「ひきょっ……へっ!? 俺?」
 散々乱れてた癖にここでいつもに戻るわけ?
 振り向いた瑞希をじっと見つめる。
「そんな瑞希はまだまだ満足してないよね」
「え……」
 照れて赤くなっていた顔が違う意味で赤くなる。
 類沢はニコリと微笑んで傍らにあった鍵で手錠を外した。
 手首を持ち上げ、少し残った痕を舐める。
「んんっ」
「これもどこから探してきたのか……」
 一度買ってみたいとは思っていたけど。
 まさか瑞希が持ち出すとは。
 そんな驚きも込めながら。
「えと」
「今のは独り言だから答えなくていいよ。おいで」
 手を引いて身を起こさせてから向かい合わせになる。
 肩にしがみつく手。
「せんせ?」
 膝立ちのまま瑞希が不思議そうに問う。
 類沢は涼しい顔して言った。
「自分で挿れて」
 茫然と目を見開く。
 そんなわかりやすいリアクション。

 俺は震える指で類沢のモノに触れた。
 これをもう一度起たせて……自ら跨って……
「む……り」
 涙声で懇願する。
 今にも泣きそうだ。
 けれど類沢の目を見てぐっと堪える。
 その青い眼は拒否を許さない。
 そうだった。
 保健室で見たのと同じ。
 俺は逆らえない。
 それに……今夜それを望んだのはまぎれもなく己だ。
 ふうっと深呼吸をして手を下ろす。
 触れた質量に背筋がぞくぞくする。
 小指からゆっくり折り曲げて包む。
 グチャリと液が絡みつく。
 これ……入ってたんだよな。
 プチュと出された精液が零れる。
「っん」
 力を入れてないと姿勢を維持するのも出来ない。
 なのに俺の努力を無下にするが如くアナに指が入れられる。
「ああっ、だめ……っは」
 腰が落ちそうになって類沢の首に抱きつく。
 さらりとした髪から香る先生の匂い。
 でも今はそれも落ち着かせてはくれない。
 チュグ……クチュ。
「かき出してあげてるだけだよ。ナニ休んでるの」
「せんせ……ゆるして」
 ビクンと腰が浮く。
 パタタとシーツに液が散る。
「うあ、あん」
 快感に飲まれそう。
 でも足りない。
 さっきまでの刺激に比べたら……
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