この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アネゴ的カノジョ
第3章 夜道と水難
 
…た、タケっ!……


「んっ……んんっ!」

 言葉を吐き出そうにも、塞がれている状態では呻き声しか出ない。


…お前っ……
もう…アタシたちは………


 杏子の頭の中では抵抗を見せる。

 しかし、強引に唇を割られ、舌を捩込まれて絡まる感触に、昔の感覚が蘇る。

「んっ…! んんっ!!」

 身を捩るが、掴まれた右腕と腰を抱き寄せる武彦の腕に因って、顔を離す事を許さなかった。


…た…タケっ……
ダメ…ダメだからっ………


 降りしきる大雨が簡易な屋根を叩き付ける。

 その騒音の中でも、やけに舌が絡み合うクチョクチョという艶めかしい音が杏子の意識を奪っていく。

「んふっ! ふぅぅぅっ!!」

 声にならない声をあげて拒絶の意思を伝えようとしても、絡み合う舌と重なる唇の感触に、見開いていた瞳が徐々に閉じていく。


…タケ……ダメ……だって………


 忘れ始めていた甘美な世界。

 杏子の本能は、強引に迫られれば快楽に落ちていく事を覚えていた。
/174ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ