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アネゴ的カノジョ
第3章 夜道と水難
…ヤバ……
つい…この前のノリで………
右手に脱いだキャミソールを掴んだ儘で固まる。
時折光る稲光が、杏子の豊満な胸と括れたウエストを照らす。
僅かな光の中でも、小麦色に焼けた肌に、それぞれに三角の形で残る白い日焼け跡が認識出来る。
「い、いやさぁ……。ウチん中じゃブラしねぇし………町会長に言われて、そのまま出て来ちまったからよぉ………」
無言で対峙する武彦の雰囲気に、慌てて言葉を吐き出す。
突然キャミソールを脱ぎ取った事よりも、ノーブラでいた事を説明する程に動揺していた。
「だ、だからだなっ………」
言い聞かせるように肩を弾ませれば、タユンタユンと揺れるIカップの胸。
杏子は隠す事も忘れ、武彦を落ち着かせようと詰め寄った。
「ま、まぁ…タケも今更だ……んぶっ!」
武彦を見上げた瞬間だった。
杏子の瞳が大きく見開かれた。
右腕を掴まれ、小柄な体が引き寄せられる。
武彦の顔が近付いたと思えば、唇に懐かしい感触を覚えたのだった。