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アネゴ的カノジョ
第3章 夜道と水難
 
「んはぁっ!」

 雨音の中に、杏子の熱い呻き声が混じる。

 杏子の体に覆い被さるように体を預けた武彦。

 その両手が、重力に逆らう事無く揺れる胸を鷲掴みにしたのだった。

「んはぁっ……た…タケっ………」

 一度にギュッと両胸を掴まれ、グニュグニュと揉み拉かれる感覚。

 普段は男勝りの杏子の顔が苦悶に歪み、その小さな口からは熱い吐息と艶めかしい声が洩れる。

「やっぱ…キョウ姉のおっぱい………グニュグニュして……柔らかいよ………」

「んはぁ……だ…ダメだって………」

 顔を寄せて耳元で胸の感触を囁かれる。

 それと同時に、歪に形が変わる程に胸を揉まれる刺激。

 イヤでも、所構わずに体を重ねた昔の感覚が蘇り、その甘い刺激に眉根を寄せて苦悶に表情を歪める。

「今なら…大丈夫だろぉ? 雨だし…誰も来ないしさ………」

「そ、そういう問題じゃ……んあぁっ………」

 頭を少し上げれば、直ぐに周囲が見えるバス停。

 そんな場所で年下の元カレに背後から胸を揉み拉かれている事に、杏子は抵抗を示す。

 それでも、指先でキュッと両胸の乳首を抓まれて引かれれば、そこから体を走り抜ける刺激に甘い声を洩らす。

「キョウ姉は……乳首…弱いもんな………」
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