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アネゴ的カノジョ
第3章 夜道と水難
杏子はされるが儘に、ショートパンツを下ろされ、快楽に身を委ねかけた。
しかし、不意に脳に浮かんだ顔に、快楽に飲まれかけた理性が蘇った。
「わ…わりぃけど、もうっ………」
既に杏子は快楽に堕ちたと油断していた武彦。
突然、ショートパンツを下ろし掛けていた手を叩かれ、胸を揉んでいた手を退かされた事に暫し茫然とした。
「アタシたちはもう……なっ………」
武彦が茫然と身を固まらせている隙を突いた杏子。
地面に落ちていたキャミソールを手早く拾うと、茫然とした武彦を置き去りに、未だに降りしきる大雨の中を駆け出した。
大粒の雨を全身に浴び、瞬く間にずぶ濡れになりながら走る。
キャミソールを着込んでも、直ぐに胸を透かして見せる。
走ればバインバインと揺れる胸を邪魔と思いながらも、杏子はただ、武彦から逃げるように走り続けた。