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僕の伴侶は蜷局を巻く
第2章 2
ユウキは優雅で余裕の表情を崩さなかった。微かにオーラは無双正宗を意識し、淀んだ。「お嬢様は大学では演劇か心理が専攻だったのかな?素晴らしい人間心理を追求した演技だ」口調は小バカにしていた。
「専攻は美術よ」ミハルはヒステリックに言い返した。「アンタに関係ないけどね」

ユウキは眉を上げた。「驚いたな。演技の才能がある」
「そう言うアンタは、妄想の才能がおありのようね。どうすれば、私がアンタと結婚したいと思えるわけ? 私と結婚すれば魔族ともカースト上位のクシャトリアとも仲間入りできるんじゃないかって? 無理ねー。アンタが今の地位にいるのは小学生でもわかるわ。餓鬼のシュードラだったアンタが陸軍省の佐官になるには屍を…「お嬢様が僕を嫌うのは、陸軍の者だからか?ここで使用人だったからか?維新志士だった僕が幕府の武士を大勢殺したからかッ!?僕の本当の母が死後に主君(毘沙門王)から奴隷の身分を得たからかッ!?」ユウキは途中まで瞼を伏せていたが、完全に怒りの表情で見開いて口を開いた。

【カースト】
本作での、鬼系魔族はアスラ神(王)を頂点とした階級制の身分制度がある。
インドラ(神)
クシャトリア(王・武士)
ヴァイシャ(庶民)
シュードラ(奴隷)
金剛家のバサラは毘沙門王を主君としたクシャトリアだが、妻のハーリーはインドラであり、夫のバサラ、主君の毘沙門王(クシャトリア)より各上の鬼だが、ワケあって夫に倣いクシャトリアになる。クシャトリアの家臣にクシャトリアがいる。

【本作の戊辰戦争】
幕府側は武家政権支持者と同じ宗派の魔族。
維新派は新政府軍と徳川から恩恵のない庶民の人間、魔族が主力。

金剛家は主君が幕府側だった為に父バサラと息子シュラは幕府派の武士として参戦せざるを得なかった。

アスラ神(王)は日本のクシャトリア最高位だった為、神ではないが鬼の血族は敬意を表して死後はアスラ神と呼んでいる。
餓鬼まで含めると維新派に味方した鬼の血族は幕府側より非常に多かった。
本作の戊辰戦争は士VS農工商の戦いとも呼ばれた。
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