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僕の伴侶は蜷局を巻く
第4章 4-結婚式-
「すまない、ミハル、ワシが不甲斐ないばかりに」

ミハルは父の手を握りしめた。協会の扉の前で演奏中のオルガンの一曲が終わるのを待っているいま、自分のほうが父を諫める立場にあることが、どこか奇妙に感じられた。

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