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僕の伴侶は蜷局を巻く
第6章 6
ミハルは素早くベッドにの端に寄り、上掛けを払いのけた。彼女は大きすぎるローブをきっちりと身体に巻きつけ、顔にかかった髪を払った。
「悪かったわね。誰も私のパジャマもローブも入れてくれないから」
ユウキは立ち上がった。「恐らく必要ないと思ったのかな」
「大きな勘違いね」
ユウキは冷ややかな眼差しを向けた。「見せびらかせばいい」
「ふっ、見せびらかしたくないと言ったら?」
ユウキは苦笑した。「シャワーでも浴びておいで。コーヒーを用意しておくよ。ドライブに出かけよう」
「アナタと一緒にドライブしたくない」
ユウキの胸が大きくせり出し、鼻がふくらんだ。「ガタガタ言うな。テラスで待ってる」宣言するなり、彼はキッチンへ向かった。
私はリラックスしていたのかしら、とミハルは思った。張りつめた沈黙を引きずったまま家を出てから、すでに何時間も過ぎている。二人は車の屋根を解放し、髪を風に受けながら海岸通りを走り、港町に訪れた。途中コーヒーショップで休憩した。最後にこじゃれた海鮮レストランを見つけて、遅いランチをすませたところだ。店からは青い海と、海岸に沿って一列に並ぶ木が、一望のもとに見渡せる。
「悪かったわね。誰も私のパジャマもローブも入れてくれないから」
ユウキは立ち上がった。「恐らく必要ないと思ったのかな」
「大きな勘違いね」
ユウキは冷ややかな眼差しを向けた。「見せびらかせばいい」
「ふっ、見せびらかしたくないと言ったら?」
ユウキは苦笑した。「シャワーでも浴びておいで。コーヒーを用意しておくよ。ドライブに出かけよう」
「アナタと一緒にドライブしたくない」
ユウキの胸が大きくせり出し、鼻がふくらんだ。「ガタガタ言うな。テラスで待ってる」宣言するなり、彼はキッチンへ向かった。
私はリラックスしていたのかしら、とミハルは思った。張りつめた沈黙を引きずったまま家を出てから、すでに何時間も過ぎている。二人は車の屋根を解放し、髪を風に受けながら海岸通りを走り、港町に訪れた。途中コーヒーショップで休憩した。最後にこじゃれた海鮮レストランを見つけて、遅いランチをすませたところだ。店からは青い海と、海岸に沿って一列に並ぶ木が、一望のもとに見渡せる。