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僕の伴侶は蜷局を巻く
第6章 6
ユウキは肩をすくめ、彼女の顎をつかんで、自分の方に向けた。「それなら弁明できない。僕に対する君の意見は、すでに固まっているんだ。残酷で血もない。それでかまわない。期待にそむかないようにするよ」
「アナタは悪魔よ…」ミハルは顎を引こうとしたが、無駄だった。「私はアナタの玩具じゃない」
ユウキはミハルの顎をさらに上に向け、自分はさらに深く身をかがめた。彼女の顔が間近に迫り、甘い香りが彼を包む。彼女の熱が伝わってきた。「妻だろう」
「紙にそう書いてあるだけでしょう」
「…違う。君が僕の妻だからだっ!」
ミハルの抗議を、ユウキはすばやく唇で封じた。彼女がすでに口を開いていたおかげで、いとも簡単に中まで入れた。甘い蜜をたっぷり味わううちに、すさまじい勢いで渇望感がふくらんだ。
なんという味わい。天にも昇る気分だ。彼女の唇も、髪も…。
こんな奪い方はしたくないが。
溺れそうな感覚の中で、ミハルは酸素を求めもがいた。渦巻く大地にしっかり立ちつづけようとあらがい、私は彼にキスをやめさせたいのだと自分に言い聞かせた。そのため何の前ぶれもなく彼が唇を離したときには、出し抜かれたような気がした。どうして彼が先にやめるの?
「で、次は何をする気なの?」ミハルはあえぎながら訴えた。「私を床に押し倒すの?」
「ヤるなら、床にたどり着くまで待ちはしない。いま、この場で壁に押しつけたまま襲うよ」
ミハルの身体を熱い興奮が駆け抜けた。続いて怒りがそれを吹き飛ばした。襲うですって?
「アナタは悪魔よ…」ミハルは顎を引こうとしたが、無駄だった。「私はアナタの玩具じゃない」
ユウキはミハルの顎をさらに上に向け、自分はさらに深く身をかがめた。彼女の顔が間近に迫り、甘い香りが彼を包む。彼女の熱が伝わってきた。「妻だろう」
「紙にそう書いてあるだけでしょう」
「…違う。君が僕の妻だからだっ!」
ミハルの抗議を、ユウキはすばやく唇で封じた。彼女がすでに口を開いていたおかげで、いとも簡単に中まで入れた。甘い蜜をたっぷり味わううちに、すさまじい勢いで渇望感がふくらんだ。
なんという味わい。天にも昇る気分だ。彼女の唇も、髪も…。
こんな奪い方はしたくないが。
溺れそうな感覚の中で、ミハルは酸素を求めもがいた。渦巻く大地にしっかり立ちつづけようとあらがい、私は彼にキスをやめさせたいのだと自分に言い聞かせた。そのため何の前ぶれもなく彼が唇を離したときには、出し抜かれたような気がした。どうして彼が先にやめるの?
「で、次は何をする気なの?」ミハルはあえぎながら訴えた。「私を床に押し倒すの?」
「ヤるなら、床にたどり着くまで待ちはしない。いま、この場で壁に押しつけたまま襲うよ」
ミハルの身体を熱い興奮が駆け抜けた。続いて怒りがそれを吹き飛ばした。襲うですって?