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僕の伴侶は蜷局を巻く
第8章 8
彼があまりにも優しいキスをするので、ミハルの目に涙がこみあげる。ユウキは彼女がこの世で最も特別な存在だと言わんばかりの笑顔になった。

彼がこんな優しさを見せるなんて、ミハルは思ってもいなかった。いつも思いがけないときに優しさを見せつけられ、そのたびに、彼女の決意は揺らいでいった。

彼には真の優しさはないはずなのに。

殺人鬼なのに。

ユウキは彼女を大きなバスタオルでくるみ、ベッドへ運んで、うやうやしいとさえ言える態度で横たわらせ、枕の上に彼女の頭をそっとのせた。

こんなに赤ちゃんみたいに大切にされるなんて。ミハルは混乱していた。
「気分はどう?」

途方もない気分だ。なんとも言えない最高の気分。愛されてる気分?

愛されてる…?

ミハルは呆然と彼を見つめた。まさか! 彼女の頭に、バスルームでの出来事がよみがえった。違うわ。私はショックを受けただけ。
「もう寒くないだろ?」



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