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僕の伴侶は蜷局を巻く
第8章 8
それどころか、うっとりするほど暖かくて、甘やかされた気分だ。ミハルはかぶりを振り、ふだんと同じに見えながら、まったく違って感じられるようになった世界を、正しく把握しようと努めた。「そ、そろそろ夕飯でしょ? 準備するわ」
「シャワーを浴びている間に、キキがトレイを置いていってくれたよ。スープ式の雑炊だった。彼女(キキ)は白人だけど、頑張って和風にしようとしてくれる姿勢がある」
「それほど、お腹は減ってないわ」身体の中の奇妙な感覚がなんであれ、空腹でないことだけは確かだ。
ユウキは自分もベッドに上がり、ミハルの手のひらにキスをした。「贅沢な言葉だが…」
ミハルはおずおずと笑った。身体を包んでいるタオルをユウキがそっと引っ張り、大切な包みでもほどくようにゆっくりはずしはじめると、それはもっと深みのあるセクシーな笑いに変わった。やがて全身があらわになり、彼女の笑いは止まった。ユウキは笑みを浮かべ、ミハルの胸に触れた。人差し指で先端を刺激し、口に含む。舌で円を描きながら、片手でろっ骨をなぞり、腹部へとすべらせた。
「君のおなかの中では、すでに僕の子が育ちはじめているかもしれないだろう?」
ああ、なんてことなの!ミハルは思わず顔をそむけた。罪悪感が胸を突き刺し、彼をまともに見ることができない。妊娠はありえない。薬を飲んで、阻止しているのだから。
【外国の魔族】
キキーモラはロシアの妖精。
キキはロシア人なので白人という意味。
黒い体毛で覆われている獣人でもロシア人(白人)。
本作の日本にも妖精は存在するが、人間以外は魔族としてみなすだけで人間と同じように権利を持って生活するが新政府の政策では今後…
「シャワーを浴びている間に、キキがトレイを置いていってくれたよ。スープ式の雑炊だった。彼女(キキ)は白人だけど、頑張って和風にしようとしてくれる姿勢がある」
「それほど、お腹は減ってないわ」身体の中の奇妙な感覚がなんであれ、空腹でないことだけは確かだ。
ユウキは自分もベッドに上がり、ミハルの手のひらにキスをした。「贅沢な言葉だが…」
ミハルはおずおずと笑った。身体を包んでいるタオルをユウキがそっと引っ張り、大切な包みでもほどくようにゆっくりはずしはじめると、それはもっと深みのあるセクシーな笑いに変わった。やがて全身があらわになり、彼女の笑いは止まった。ユウキは笑みを浮かべ、ミハルの胸に触れた。人差し指で先端を刺激し、口に含む。舌で円を描きながら、片手でろっ骨をなぞり、腹部へとすべらせた。
「君のおなかの中では、すでに僕の子が育ちはじめているかもしれないだろう?」
ああ、なんてことなの!ミハルは思わず顔をそむけた。罪悪感が胸を突き刺し、彼をまともに見ることができない。妊娠はありえない。薬を飲んで、阻止しているのだから。
【外国の魔族】
キキーモラはロシアの妖精。
キキはロシア人なので白人という意味。
黒い体毛で覆われている獣人でもロシア人(白人)。
本作の日本にも妖精は存在するが、人間以外は魔族としてみなすだけで人間と同じように権利を持って生活するが新政府の政策では今後…