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「へ、へいちょお!?見つかっちゃいますっ!」
第1章 なんでこんなことになってんだー!!?
そして、はっと吐息を吐くと、下からエレンを見つめた。
その顔にエレンはどきりとしたが、呼吸を整えてからキッと眉に力を込めて睨む。
頬は紅潮していて目には涙が溜まっていた。
「…な、何するんですかっ!兵長!セクハラですよ!!」
エレンにとってはこれが最大の怒りだったが、この怒りはすぐに制された。
何故なら、エレンはまだ気がついていなかった。
自分の手がどこに当たっているかを。