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half. ~Sweet blood~
第13章 遭遇、死んだ目…
群がる人混みの中、矢田が言ったようにされるがままの人形でいる。スカートが捲られ下着が露わになる…もちろん女性物のぴっちりとしたやつ。
「よくこんな小さい布に収まるね」
一人の男性が下着の上から握り潰すように、力をいれた。一瞬歪んだ表情をみせるも反抗する様子はなかった…
無心に唇に貪りつく熟女…
だらしなく口を開き舌をねじ込む…
「っ、んっ…ちゅぱ…じゅる」
カンナは自ら舌を絡める事はしない。
人形なのだから動いたらいけない。
それを忠実に守る。
両サイドからは片方ずつ乳首を弄られる。幼いピンクの突起は引っ張られ、潰され、きつく噛まれる。
「んくっ…ふっ…あ、ぁぁ…」
次第に漏れ始める声が客を沸かせた。
アナウンスか流れ、沸き始めた客は一旦引く。中心に足を進める人物は手に何本もの縄と黒い鞄を持ち、登場した。観客はその人物が何者なのか分かっている様で、拍手で迎え入れる…
「あの有名な縄師の妙技がここで見られるなんて、金かけたかいがあったな」
「えぇ、バカ高い金額出して会員になったんですからね」
「NAOが目の前で縛るとこなんて一生みられないだろうからな、良い日に来たよ」
口々に言う、縄師のNAO。
切れ長の目に黒い長髪。両耳には見るだけでも痛々しい程の量のピアス。シルバーで統一され、威圧感がある。それとは対照的な、目元にあるホクロが可愛らしく印象的だ。
この美貌で…まさかの縄師だ。モデルや芸能人でも可笑しくない位の華やかさがあった。