この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
half. ~Sweet blood~
第14章 縛られる体と、心…



黙って二人の会話を聞いていた昂だったが、《ペット》という言葉に反応した。ムッとした表情でルシアの手を引き立たせる…



「こいつペットじゃないから」


「あ、ごめんね?怒った?」


「怒ったんじゃない…ただその場に居たからって、俺たちの関係に口出すな」


「昂…それ怒ってるって言うんだぜ」


「うん、本当にごめんね。関わる人間がそーゆーのばっかりだからさ、勝手な先入観だった。じゃぁ君たちはカップルかな?」


「昂ー俺たちって何?」


「あれ?君達ってカップルでもないの」




少し困った表情。
それもそのはず、付き合うなんて話はしたことがなかったから。ただ…家族になろうと言っただけ…



「愛してるんだよな?」


「ルシア…?」


「俺愛されてんだよ、それ以上でも以下でもない。関係なんて必要ないんだよ」


「ルシア君、賢いね。それに…素質あるよ」



含み笑いをし、サラサラと揺れる髪に触れる。笑った顔はやはり美人だった…



「ルシアに触んな」


「ごめんごめん、可愛い子だとつい…ね」



昂は握る手に力を入れた。
どう見たって独占欲の塊で、NAOに対して敵意剥き出しだった。



「君も結構いけると思うけどな」


「さっきから何なんだよ。素質とかいけるとか」


「え?何って縛るの」



何でもないような顔して、とんでもない事を口にする。美人の顔からは想像もつかないくらいはっきりと…



そっか…
こいつ縄師とかって呼ばれてたな。


ふと会場で縛られたカンナを思い出す。
思い出しただけで、また気持ちが蘇る。俺も縛られてみたい…と。




/139ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ