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half. ~Sweet blood~
第5章 勉強と、勉強…

ピンポン、ピンポン

空気を変える絶妙なタイミングでインターフォンが鳴り響く。気怠そうに画面を見れば舌打ちが聞こえた。


「客か?」


「ルシア、寝室行ってろ」


「はいはい」


俺は寝室に入り横になる。
女か?そうだよな、俺相手じゃ性欲処理もできねーからな。ちょうどいい、寝るか。



「ユキー!彼女紹介しろよ」



聞こえてきたのは男の声だった。



「今いねーよ、てか勝手に来るなよ。連絡位するだろ普通」


「たまにはいいだろ?」


「何しに来たんだよ」


「だから彼女見に」


茶化すような言い方に仕草こいつは愛嬌ありすぎなんだよな。ルシアに分けてやりてーよ。


「昂それだけなら帰れよ」


「ひでーな親友だろ」


俺を彼女と勘違いしてんのか?なら誤解解いてやった方が雪斗も楽だよな、きっと。


ドアノブに手をかけ
ゆっくりと開けた、その瞬間。
リビングの空気が鼻腔に入る。


「っ、あめー」



ドアの軋みに気付いた雪斗が声を出す。


「ばっ、か…出てくんなよ…」


「あれ?彼女いるんじゃん、出てきなよ」


ウキウキとする表情の昂とは反対に、がっくしとうなだれる雪斗。雪斗の深い溜め息が聞こえた。



「誰?」


昂をみつめながら雪斗に問う。


お前以外にこんな香り初めてだ。
マスクの下でキシキシと歯が伸びるのを抑えた。



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