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half. ~Sweet blood~
第5章 勉強と、勉強…



それから昂は興味深々にhalfの事を聞いてきやがった。雪斗に話した事をまた話す、正直面倒臭い。そしてマスク越しにでも分かるほど強く漂う香りに耐えれず俺は聞き返した…


「昂、甘い香りすんだよな。血くれね?」


「はっ?何…血?」


驚愕の表情で俺と雪斗を交互に見る。
呆れた顔の雪斗はまた溜め息を吐いた。



「ルシア俺でいいだろ。昂のはよせ」


「だってさぁ、すっげー甘いんだって。雪斗とは違うんだけどな、こう…なんて言うか、雪斗のは砂糖で、昂のは果物みたいなさぁ…」


「でもやめとけ」


「俺はいいよ?あ、でも味見程度にしてくれる?この後仕事しなきゃいけないから」


「昂もやめとけよ」



雪斗の言葉なんて耳には届かなかった。マスクを外し肺いっぱいに昂の香りを取り入れた。


やば、ゾクゾクする。
はじめて雪斗の香りを嗅いだ時みたいだ。
甘ったるい俺の好みの香り…




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