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half. ~Sweet blood~
第5章 勉強と、勉強…


味見程度で済むかな、雪斗くれねーから我慢できねーかも。


「何処から吸うの」

「何処でもいい、痕は残んねーから」


昂は腕をまくり差し出す。
遠慮なんて知らねー
俺は柔らかそうなとこを見つけて歯を立てた。



「いっ…て…」

昂も雪斗と同様に顔を歪ませる。



ゴク、ング…
恍惚の表情を浮かべ喉に流す。



「ハァ…ごちそーさま」



自身の腕を触り確認する。
何度も角度を変えながら、光に当てたりして。


「すげー、本当に痕ないし」


「お前加減したんだろーな」


「二口しか吸ってねーよ」



たっぷり二口だけどな。

口内に残る味を惜しむように舌で味わう。



「ユキやきもち?」


「はぁ?何でやきもち妬くんだよ」



ユキ気付いてないんだ、ルシアが美味しそうな顔して飲んでた時自分がどんな顔してたか。今日はユキの可愛い顔が見れたし、来て良かったかな。


クスクスと笑う昂が二人には理解できなかった。



「ルシアまた今度飲ませてやるからな」


ユキに少し意地悪をしてやった。ほら、またそんな顔してる。当分はコレ使えるな。



「ラッキー」


「ルシアてめー調子乗んなよ」



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