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half. ~Sweet blood~
第5章 勉強と、勉強…
耳元で喉が鳴る音が聞こえる。
ゴキュ、ハァ…ゴク…
いつもより早く口が離れた。
「もういいのかよ」
「雪斗の血飲む時はコッチがいい」
唇をなぞり物欲しそうに見つめる。首を傾げゆっくりと顔が近寄り、唇が合わさった。瞬間痛みと共に舌が這う。
「んっ、ハァ…」
ゴク、ジュル…
チュパ…
「やっぱり、ハァ…これが一番美味い」
誘ってんのかよ。
息乱しながら唇吸ってよ。
膝に跨がり首に腕を回すルシアは唇を貪るように吸う、それは雪斗からしてみれば…濃厚なキスでしかなかった。
自然とルシアを抱きしめ自身も舌を絡める。血の味が広がり、舌についた血を舐めとるようにルシアの舌が這い回る。
「あふ、っん…ん…もっと…ハァ」
ルシアを抱きしめソファに押し倒す。
本能がそうさせた。